山本社会保険労務士事務所のブログ記事
2023 04/26 14:50
◆「企業型DC」 企業型DC(企業型確定拠出年金)とは、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度です。 企業型DCは、従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入できるかどうかを選択できる場合(選択型企業DC)があります。 事業主掛金は全額損金計上でき、掛金に対する所得税・住民税・社会保...
2023 04/26 14:46
大企業と比べ中小企業では、福利厚生の充実が、どうしても後回しになりがちです。しかし就職・転職活動時に多くの方が重視する項目です。今回は福利厚生を充実させる施策の一つとして、従業員が加入する「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」に、事業主が上乗せして拠出する中小企業向けの制度「iDeCo+(イデコプラス)」などの確定拠出年金について...
2023 04/04 15:34
従業員が入社する際の書類について 令和5年度が始まり、新入社員を迎えられる事業所も多いと思います。今回は改めて入社時の必要書類などについて記載いたします。 ◆従業員に用意していただくものの1例 ・マイナンバー 社会保険や労働保険などの各種保険や税金の手続きに必要となります。扶養家族がいる場合は、本人以外に扶養家族のマイナンバーも必要...
2023 03/16 15:08
◆労使(労働)慣行について 労使慣行とは、企業社会一般又は当該企業において、一定の事実が相当期間にわたり継続して行われ、これに従うことが労使双方で当然とされている場合をいいます。例えば、退職金の支給に関し、退職金規程はないが、これまでわずかの例外を除いて退職者全員に退職金が支給され、支給基準も同一であった場合は、退職金支給の労使...
2023 02/20 14:44
令和5年4月1日より、雇用保険料率が上がります 昨年10月1日に上がったばかりの雇用保険料率が、今年の4月1日、更に上がることとなります。 <令和5年度の雇用保険料率>(赤字は変更部分) 事業の種類 労働者負担 事業主負担 合計 一般の事業 6/1,000 9.5/1,000 15.5/1...
2023 02/06 12:16
これまで大企業にのみ適用されてきた月60時間を超える時間外労働に対する割増加算率50%以上が、令和5年4月1日からは中小企業にも適用される予定です。昨年6月号にも記載しましたが、再掲です。 ◆対象となる時間外労働とは? 時間外労働の対象となるのは、法定労働時間(1日8時間、週40時間※)を超えた時間です。そして、その時間の累計が、1...
2023 01/06 14:10
従業員様が入社される場合、いくつか書類の受け渡しをされていると思います。今回は改めてその書類の確認の為に以下に記載いたします。 1.必ず必要な書類 1.1.雇用契約書(もしくは労働条件通知書) 労働基準法第15条にて「使用者が労働者を採用するときは、賃金、労働時間その他の労働条件 を書面などで明示しなければなりません。」という...
2022 12/01 14:01
勤続10年、20年などの従業員を表彰し、報奨金を支給する際、課税されるのかどうか、また労働保険料や社会保険料の支払が必要なのかどうかという質問を受けることがありますので、以下、このポイントについて法律の定めを軸に記載します。 1.現金支給は課税となる 永年勤続の表彰に当たって支給する記念品の支給や旅行、観劇の招待などは一定要件のもと給与...
2022 11/07 14:34
健康保険の協会けんぽより、令和4年10月中旬から順次「被扶養者状況リスト」が事業所へ届いていると思います。年に一度、健康保険の扶養者登録されている方の確認ができる帳票となります。 従業員数が多くなると、従業員ご本人の保険加入状態は毎月の給与計算時点で確認され、都度確認可能ですが、健康保険の被扶養者は、個別に管理しておかないと、わ...
2022 10/03 12:25
2022年の中小企業の賃上げ状況 経経団連が公表した「2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(最終集計 2022年8月9日)」によると100人未満の事業所では4,497円で前年の4,162円より331円高い数字となっています。 物価上昇や人材不足当の影響による賃上げの流れに加え、政府からの要請もあり、上昇傾向にあります。 ...